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学校についてのことを中心に、部活について、勉強についての感想を気の向くままに書き綴ったブログです。 暇な方は是非。 落ち込んだり浮かれたり変なやつですが、温かい目で見てやってください。
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「なんで、あんたはそういうこというのよ!」


目の前で泣きじゃくる女に嫌気がさす。付き合うまえまでは「隠し事はしないで」とか「本音でいいよ」とかいう癖に。ちょっと本音を出したら、デリカシーがないだのそんなこといわないでよと喚く。そういう一方的な感じ。いつもそうだ。まあ、もともと俺も好きで付き合っていたかというとそういうわけでもない。メリットがあるかないかといわれたらあるとも限らない。要するに来るもの拒まず精神だ。


「そんなに嫌なら別れましょか」


毎回の常套区。俺はそれでいいと思ったことしか口にしてない。それを彼女はじっとにらみつけて、同じ台詞を吐いた。


「なんでそんなこというの!」


もういい、別れてやるんだからと捨て台詞を残して元彼女は去った。
屋上の扉がガシャン、と大きな音をたてて閉まる。
これで何人目だろうか。いや、考えるのもしんどい。好きだから付き合ってほしい。2番目でもいい。とか、軽々しく口にしておきながら。結局これか。そう思うと可笑しくて薄ら笑いを浮かべた。



「また彼女泣かしたの?」



給水タンクの陰から女が現れる。部活の先輩だった。
先輩はいつも喧嘩しているところに立ちあうなあ、と苦笑した。偶然立ち合う?否、毎回屋上で喧嘩しているだけ。先輩がいるとわかっているから屋上でするだけ。


「偶然、ッスね」


だから二番目でいい?と問うのに。
彼女がいつも心の中にいるから。
どうしても諦められない、先輩。

俺は二番目にすらなれないのに。







+++
初財前www
ホントはヤンデレな財前が好きです←


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