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学校についてのことを中心に、部活について、勉強についての感想を気の向くままに書き綴ったブログです。 暇な方は是非。 落ち込んだり浮かれたり変なやつですが、温かい目で見てやってください。
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また今日も目覚めてしまった。
変わらない朝が何時もくるような気がする。


嗚呼、『彼女』が変わってもう何日たったのだろう。数えたくもない。数える気もない。

気付いてしまったら自分の愚かしさに反吐が出そうだ。
わかってる。わかってるんだ。
僕のせいではない。なんという偽善。
知ってるさ。もう、今さらだろう。


君が変わったから。





「僕と、遊ぼうよ。」



いつも遊ぼうと言う君に。僕は君へ一つの遊戯を与えよう。
いつも同じのは、つまらないだろう。



「いいよ。君は、何をしてくれるの?」




やはり笑って無い。冷えきっている。彼女は。





「僕は、君をみつけてあげる」





そう言うと同時に、僕は彼女を押し倒し、首に手をかけた。
彼女は一瞬驚いた顔をしたが、すぐにもとの笑顔に、いや、いつもより数倍美しい、自然で、きれいな、『彼女』の笑顔になった。




「抵抗とか、しないの?」






「して、意味があるの?」




拒絶を求めた。君が、彼女が拒絶さえすれば、僕は『彼女』という個体を彼女と一緒に忘れられたかもしれないから。
消えて欲しくなかった。忘れなくなかった。

まだ、『彼女』と一緒にいたかった。




「『彼女』が、本当は忘れられないのでしょう?」





「そう、だよ。僕は君が好きだからね。」







好きなんだ。『彼女』が。
あいしてる。
誰にも、もう誰にも侵されないように。
君の存在は




僕が知っててあげるからね









手に力を込め、彼女に息をする暇も与えない。
苦しむんだよ、そう、『彼女』に成り代わったと、思っているから。








「ね、ぇ、………も、さぃ、ご…な、のねっ…」






「君は、僕が覚えていてあげるよ。だから、おやすみなさい」








「わ、…す、れちゃ、…だ、め…だ、よ」






彼女はもう、意識を手放しかけている。











「うん。忘れないよ。ずっと、ずっと」














「よか、た……さ、よな…ら、あ、きちゃ…ん」












その言葉と同時に、彼女が目を閉じた。



暁、そうだ、僕の、なまえだ。









最後の言葉に『彼女』が見えた。


『あ、き、ちゃ…ん』




僕の事をあきちゃんと読んだのは彼女だけだって、気付いてた。
でも、最後の力を込めてしまったんだ。



知ってたよ。彼女になりきれていない『彼女』を。




でも、もう、





彼女は本当にいなくなってしまったんだ。













横たわる『彼女』を見下ろし、広がって行く絶望感をただただ受け止めた。

同時に、清々しい気分になった。











「君の名前、忘れちゃったんだ。


許してくれる?

そう、よかった。
じゃあ、僕が、君に名前を付けてあげるよ」







彼女はもう、動かない。















『彼女』はもう、いない。


















「君の名前は、」
















ピクリともしないはずなのに、『彼女』はにっこりと微笑んで見えた。








その笑顔が一番、素敵だった。
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