学校についてのことを中心に、部活について、勉強についての感想を気の向くままに書き綴ったブログです。
暇な方は是非。
落ち込んだり浮かれたり変なやつですが、温かい目で見てやってください。
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彼女は僕に道を与えてくれた。
それだけは、絶対。
彼女はきっと、憎んでいたんだ。僕を。
初めから、分かっていたことじゃないか、そんなこと。
でも。
道を与えてくれたのは彼女で、忘れさせたのも彼女で。
彼女も『彼女』と同様に名前が無いのも気付けないほど、僕は彼女に洗脳されていたのかもしれない。
今日も笑い続けている。変わらずに。ひたすら。笑うこと以外忘れてしまったかのように、壊れた玩具みたいに、修復出来そうも無いくらいに。
「今日は、なにして遊ぶ?」
ただ、『彼女』を忘れてから、毎日。小さい頃のように、彼女は懐かしい遊びをしようとせがむようになった。
僕は、とにかく『彼女』を忘れて、消して、無くして、亡くして、壊して、殺してしまいたかった。だから、気がそこにはなかった。いつも気がつけば、彼女の意のままに操られる、操り人形のようだった。
「いや、なの?私と、遊ぶのが?あんなに喜んでたじゃない。あんなに幸せそうだったじゃない。
あんなに、笑ってたじゃない。
やっぱり、『彼女』じゃないから?」
「言わないでくれ!!」
つい声を荒げてしまった。『彼女』の名前が出た途端に、取り乱したのがわかる。
違うんだ。そうじゃない。僕は。違う。『彼女』を、殺してなんか
「私は、嬉しいな。そんな存在の大きい『彼女』を、消せて。
あなたの『彼女』は私、だよ?『彼女』だけど、違う。
私は、貴方が、好きだよ?」
諭すように、僕に笑い書ける。でも、やっぱり目は笑っていない。
どこか、嘲るような、眼で。
「好き、なの?」
また、にっこりと笑って。
「好きなの」
僕を抱き締めた。
彼女は人間なのに、体温を感じられなかった。
なんでだろう。わかっているんだ。僕が。僕の心が冷えきって、温度なんて分からないほど馬鹿になってしまったからだ、と。
「きみは ゆるしてくれてるの?」
涙が僕の視界を奪う。
なんで、泣いているんだ。僕は悪くなかった。だって、『彼女』の為、なんだから。
消したのだって、忘れたのだって、無くしたのだって、亡くしたのだって、殺したのだって。
全部、『彼女』の為だったんだ。
「ねぇ、今日は、何して遊ぶ?」
今日も変わらず彼女は笑いかける。そして昔のように、遊ぼうとせがむ。
だから、僕は
「どうする?何がいい?…君が好きなら、なんでもいいよ」
彼女も、無くしたくはなかった。
もうこれ以上、苦しみたくなかった。
でも
『彼女』の為に、彼女は、必要ないんだ。
そんな考えが頭をよぎる。
きっともう、僕はおかしくなってしまったに違いない。
彼女のせいで。僕は彼女に。
「なら、一緒に、」
「ゲーム、しよう?」
僕は彼女に提案した。
ゲーム、最初で最後の提案で、もう二度とない、もの。
「いいよ。だって、言ってくれるの、初めてじゃない。一緒に、しよう?」
「ううん、君を楽しませてあげるよ。僕も、楽しもうと思ってるけど、ね」
多分、今まで以上に、僕は上手く笑えてる。
今が一番穏やかな気分だ。
それだけは、絶対。
彼女はきっと、憎んでいたんだ。僕を。
初めから、分かっていたことじゃないか、そんなこと。
でも。
道を与えてくれたのは彼女で、忘れさせたのも彼女で。
彼女も『彼女』と同様に名前が無いのも気付けないほど、僕は彼女に洗脳されていたのかもしれない。
今日も笑い続けている。変わらずに。ひたすら。笑うこと以外忘れてしまったかのように、壊れた玩具みたいに、修復出来そうも無いくらいに。
「今日は、なにして遊ぶ?」
ただ、『彼女』を忘れてから、毎日。小さい頃のように、彼女は懐かしい遊びをしようとせがむようになった。
僕は、とにかく『彼女』を忘れて、消して、無くして、亡くして、壊して、殺してしまいたかった。だから、気がそこにはなかった。いつも気がつけば、彼女の意のままに操られる、操り人形のようだった。
「いや、なの?私と、遊ぶのが?あんなに喜んでたじゃない。あんなに幸せそうだったじゃない。
あんなに、笑ってたじゃない。
やっぱり、『彼女』じゃないから?」
「言わないでくれ!!」
つい声を荒げてしまった。『彼女』の名前が出た途端に、取り乱したのがわかる。
違うんだ。そうじゃない。僕は。違う。『彼女』を、殺してなんか
「私は、嬉しいな。そんな存在の大きい『彼女』を、消せて。
あなたの『彼女』は私、だよ?『彼女』だけど、違う。
私は、貴方が、好きだよ?」
諭すように、僕に笑い書ける。でも、やっぱり目は笑っていない。
どこか、嘲るような、眼で。
「好き、なの?」
また、にっこりと笑って。
「好きなの」
僕を抱き締めた。
彼女は人間なのに、体温を感じられなかった。
なんでだろう。わかっているんだ。僕が。僕の心が冷えきって、温度なんて分からないほど馬鹿になってしまったからだ、と。
「きみは ゆるしてくれてるの?」
涙が僕の視界を奪う。
なんで、泣いているんだ。僕は悪くなかった。だって、『彼女』の為、なんだから。
消したのだって、忘れたのだって、無くしたのだって、亡くしたのだって、殺したのだって。
全部、『彼女』の為だったんだ。
「ねぇ、今日は、何して遊ぶ?」
今日も変わらず彼女は笑いかける。そして昔のように、遊ぼうとせがむ。
だから、僕は
「どうする?何がいい?…君が好きなら、なんでもいいよ」
彼女も、無くしたくはなかった。
もうこれ以上、苦しみたくなかった。
でも
『彼女』の為に、彼女は、必要ないんだ。
そんな考えが頭をよぎる。
きっともう、僕はおかしくなってしまったに違いない。
彼女のせいで。僕は彼女に。
「なら、一緒に、」
「ゲーム、しよう?」
僕は彼女に提案した。
ゲーム、最初で最後の提案で、もう二度とない、もの。
「いいよ。だって、言ってくれるの、初めてじゃない。一緒に、しよう?」
「ううん、君を楽しませてあげるよ。僕も、楽しもうと思ってるけど、ね」
多分、今まで以上に、僕は上手く笑えてる。
今が一番穏やかな気分だ。
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